組み立てる ②
電子部品はとてもデリケートです。静電気でせっかくの部品がパーになってしまわないように、細 心の注意をはらって作業するように心がけてください。作業前に鉄の何かに触れて、体の静電気 を逃がすくらいの注意をしましょう。帯電防止手袋なんてあると安心できます。絨毯の上にパーツ を置くなんてタブーです。お母さんのスリッパから発生する静電気はまさに脅威です。
マザーボードとCPU
マザーボードにCPUとメモリーを取り付けます。組んだ後にバラして撮影しましたので詳細な画像はありません
が、CPUには熱をファンのヒートシンク(鉄のヒレ)に効率よく伝導する為のグリスが塗られていま
す。『うわぁ、新品なのにきたねぇ!』なんてグリスを拭わないようにしてください。
CPUソケットの形状によって取り付け方が違います。大事なところだけど説明書参照w
下の写真はATX規格LGA775Socketのマザーボードです。
デュアルチャンネル対応のマザーボードは、メモリーを2枚1セットで揃えた方がよいでしょう。
2GB1枚よりも1GB2枚というように。メモリーを挿す場所は決まっています。上の写真だと4つのソケット
があります。上からAChの1、AChの2、BChの1、BChの2ですが、メーカーや仕様によって違います
ので説明書を熟読してください。ほとんどソケットが色分けされているので、同じ色のソケットに挿
すとデュアルチャンネルで動作する様になっています。
CPUファンの電源をつなげます。マザーボードにコネクターをつなげるのですが、似たようなコネク ターが沢山あるので説明書をよく読んで間違いないようにつなげてください。上の写真だとマザー ボードの右下です。
マザーボード取り付け
ケースにマザーボードを取り付けていきます。
ケース自体を横に倒し、マザーボードをケース内に落とし込む感じで作業すると楽に取り付けでき
ます。電源ケーブルや前面パネルのケーブルを挟まないない様に、逃がして作業します。マザー
ボードの電極にはできるだけ触らないように端を持って作業します。初めに取り付けた9つのネジ
のネジに載せるようなイメージで取り付けます。ケースの大きさによってはギリギリだったりするの
で、ゆっくりキズをつけないように取り付けていきます。
マザーボードを乗せる時のポイントとして、リアパネルのコネクター部分に注意です。下の写真の
パネル部分に爪があります(赤○の中の赤○)ので、逆に曲げないように取り付けます。マザーボー
ド側にくる爪とリアパネル側に曲がる爪があります。変に取り付けてしまうとLANポートやUSBポー
トを爪で塞いでしまいます。マザーボードをネジ止めする前にキチンと確認しないと、後々取り付
け直す羽目になります。全て組み終わった後に発覚すると・・・
パネルを後ろから見たところ。
マザーボードをネジ止めしていきます。ケース内にネジを落とさない様に注意が必要です。ネジ周
りにパーツが密集していてかなり狭い場所が何箇所かあります。まずは全て仮止めし最後にキチ
ンと締めます。一箇所ずつ締めると最後にネジが入らない現象がおこる場合があります。
締めすぎ厳禁!。
先がマグネットになっている長めのドライバーだと作業が簡単にできました。
マザーボード取り付け完了です。